vol.17「菱川師宣」について2023.11.30 12:14「浮世」と言えば「浮世絵」である。そして「浮世絵」と言えば「葛飾北斎」や「歌川広重」や「写楽」や「喜多川歌麿」らへんが有名で、絵のイメージも浮かぶのだが、けど急に「菱川師宣」って言われても、いまいちピンと来ない。いま1どころか、いま8くらいピンと来ない。もうピンと来る来ないの距離...
vol.16「井原西鶴」について2023.11.24 21:15ではでは、綱吉の誤解も解けて良かった良かった、ってなことで、ここからは元禄文化にフォーカスしたシリーズに、しばし凝ってゆくことと致します。元禄文化で、真っ先に挙げられるのが「井原西鶴」が興した文学「浮世草子」でありまして。このへんは受験に出たんで『好色一代男』とか『日本永代蔵』や...
vol.15「綱吉」について(後編)2023.11.20 03:18ググッていると「綱吉パイセンは悪い将軍なんかじゃないっす!むしろ偉大だったっす!」の論調がチラホラ見受けられる。ので、も少し深く調べてみることに。すると、〜なんと言うことでしょう。閉鎖的で独裁的な印象だったお部屋が、ガラガラと音を立てて崩れ去り、すっきり美しいオープンスペースに。...
vol.14「綱吉」について(前編)2023.11.15 08:02さーて、前回ついつい吉原遊廓の歴史に寄り道してしまったが、きちんと順を追って5代目「綱吉」の時代に戻りやしょう。4代目「家綱」の弟ですね。3代目「家光」が男色ぎみだったから、春日局が八百屋の娘「お玉」を側室にスカウトして強引につくらせた四男、そう、それが綱吉。幼い頃から「儒学」を...
vol.13「遊女文化」について2023.11.09 20:41「家康」が江戸幕府を開いた1603年から「4代目家綱」が死ぬ1680年まで、約80年経過し、このあたりから町人文化がいろいろ発展してゆくわけだが、もう既にこの時点で発展しまくり済みの文化がある。それが「遊女文化」である。江戸初期は、治水工事だったり、埋め立て工事だったり、城とか屋...
vol.12『名君の碑 保科正之の生涯』を読んで2023.11.05 11:094代将軍「家綱」から始まる「文治政治」を語るにあたり、欠かせないのが「寛永の遺老」と呼ばれる家光時代からのスーパー大老やグレート老中たち。なのは薄々知っとりましたが、具体的には誰が誰で何したのかはよう知らん。知らんくてスマン。かろうじて「知恵伊豆」こと「松平伊豆守信綱」だけは、す...