vol.124「パリ万国博覧会」について2025.05.29 20:051867年のパリ万国博覧会は、1867年4月1日から10月31日までフランスの首都パリで開催された国際博覧会である。42か国が参加し、会期中1500万人が来場したんですと。なお、ここで発表された水族館と電気にまつわる出展作品から、ジュール・ヴェルヌが『海底二万里』の着想を得たんだ...
vol.123「これまでの五代友厚」について2025.05.24 20:05「五代友厚(ごだいともあつ)は、幕末維新史におけるキーマンの一人であるが、あまり取り上げられることが多くなかった人物と言えよう。しかし、NHK連続テレビ小説『あさが来た』の中で、ディーン・フジオカが五代を演じたことで、一躍脚光を浴びる存在となった。また、大河ドラマ『青天を衝け』で...
vol.122「孝明天皇の崩御」について2025.05.19 20:00慶応2年12月25日(1867年1月30日)、孝明天皇が急逝された。幕府を庇護していた天皇の崩御は、あまりに突然であり、在位21年、36歳という若さであった。その後、1年程度で260年も続いた幕府が倒れたため、その死を巡っては、当時から毒殺ではないかと疑われてきた。幕末最大のミス...
vol.121「第二次長州征討」について2025.05.14 20:50さぁ、またまた戦争です。と言うかもうこっからはずっと戦争ですね。せっかく家康様が戦のない世を作ってくれたのに、とうとうクライマックス突入であります。それにしても、こうして見ると数字の面では圧倒的に多勢に無勢。よう勝ちましたね長州藩は。結果は知っているものの、実は詳しくは知らないの...
vol.120「坂本龍馬の虚像」について2025.05.09 20:20坂本龍馬が「幕末に大活躍した」というイメージが世間に広まっているのは、司馬遼太郎の『竜馬が行く』から始まったらしい。それら小説やドラマの影響で「薩長同盟を締結できたのは龍馬がいたからだ」「大政奉還の立役者だった」と大半の人々が思い込んでいる、と言うのだからデマって恐ろしい。今回は...
vol.119「薩長同盟」について2025.05.04 20:30幕末の謎を解き明かしてゆくと、なんだか歴史の見え方が変わってしまい、なんだか素直に学べなくなってきた。もはや通説には胡散臭さをプンプン感じてしまうし、かと言って真実系もそれはそれで受け入れ難い。よって、なかなか筆が進まない。しかし、ここで挫折してしまうのも悔しいので、ひとまずは薩...